September 24, 2014

いよいよ明日から「銀座目利き百貨街3」が開催されます。

今年で3回目となる、同企画は、デザイナー、建築家、写真家など各界で活躍されている50名の方が出店者となり目利きの品を展示・販売する展覧会です。

黒川雅之は、PLPLを展示、販売いたします。

 

皆様のお越しをお待ちしております。



PLPL  |  帰ってきた磁器の食器

鋳鉄の鉄瓶も磁器の食器も、大地から生まれ、熱い炎を潜ってこの世に生まれて来ました。本当はあの透明な「ガラス」だって「プラスティック」だって大地から生まれ炎を潜ってこの世にやってきたのです。人間のように、物も生まれる瞬間はドラマです。 今回の「炎や」の商品は「ボーン・チャイナという磁器の食器」が主役です。三つの異なる「土と炎」の生み出した作品は「透明なガラス」と「黒い鋳鉄」と「白い磁器」です。三つの顔を比較して物の誕生の秘密に思いをはせてください。

この「PLPL」という食器は「皿は木の葉から始まったのだろう」という発想から生まれ、碗にまで発展したシリーズです。基本的には60㎜のモデュールでつくられていて、いろいろにスタッキング出来るようになっています。皿が碗の蓋になったり、浅い皿が深い皿の蓋になるのです。碗にはうどんを載せて蓋の皿にはお新香を載せてだしてもいいのです。コーヒーや紅茶のカップの皿には大小いろいろな皿を使うことが出来ます。ドルチェを載せるためにはちょっと大きめの皿を、ハンバーガーを載せるためにはもう少し大きな皿を選べばいいのです。

この「PLPL」は磁器の故郷、中国で生産されました。磁器を「チャイナ」というように、磁器は中国で生まれ日本やヨーロッパに渡ったのです。磁器がもう一度故郷に戻って世界に販売されようとしています。粗悪品の中国製ではなく、どこにも負けない優れた磁器としてMADE IN CHINAが戻ってきたのです。

お帰りなさい、チャイナ!



松屋銀座8階イベントフロア

2014.9.25(木)-9.30(火) 10:00-20:00(25日は19:00閉場/最終日17:00閉場)

入場料:一般800円・高大生600円(中学生以下無料)

主催:日本デザインコミッティー

http://designcommittee.jp/mekiki3/