September 13, 2012

 

 

 

 

『炎や』は鋳鉄の鉄瓶、急須、杯を扱います。

闇の土から生まれ、熱い炎の洗礼を受けてでこぼこの美しい肌が顕れました。今年の「炎や」のテーマは茶です。

茶のための道具です。茶は薬でもあり心の癒しの魔法の葉っぱでもあります。

人と人の心を繋ぎ、永劫の時間を繋ぎます。



鉄で湧かすお湯は鉄分が溶け込んで身体の中に鉄を運びます。

熱いお茶と鉄を含んだ湯の効用を身体中で感じてください。

お茶も鋳鉄も土の中から沢山の物語を持ち出しました。

口に含んで舌でその物語を読み解いてください。

そこに死んだ虫たちの鳴き声も聞こえます。腐れ果てた巨木

のうめき声も聞こえるでしょう。何億年の土の歴史がこの鉄

の道具たちに響いています。

チ~ンという鉄の音は悠久の歴史の響きです。



鉄は古くて新しい素材です。紀元前3000年の遺跡からも発掘されています。

日本では5世紀の終わり頃から出雲地方で製鉄が始まりました。

農機具になりあの日本刀の美しい輝きにもなりました。

そして、今、都市は鉄の力で人間の歓びを象徴する超高層建築にもなりました。

鉄は火星を象徴してもいます。日本では鉄は邪悪な力を取り除くとも言われています。

古くて新しいこの鉄の魅力を湯と茶に近づけました。

鉄は湯と茶によって人の口の中につながり、人の健康を導くのです。

「炎や」は天の力を借りて地と人を繋ぎます。

炎や亭主 黒川雅之



http://designcommittee.jp/mekiki2/

2012年9月26日(水)〜10月1日(月) 午前10時〜午後8時

初日26日(水)は午後7時閉場、最終日午後5時閉場(入場は閉場の30分前まで)

松屋銀座8階イベントスクエア

一般800円 / 高大生600円 / 中学生以下無料

May 08, 2012

 

 

 

有馬さんにその後駆け足で国東の方、別府と案内してもらいました。大分の国東は仏教文化の栄えた場所で、国東塔と呼ばれる独自の石の塔があったり有名な熊野磨崖仏などなど石像が至る所にあります。また阿弥陀如来像の木彫仏やら、平安時代の木彫仏があるところでもあります。(ものすごい迫力がありました)私がとても興味深かったのは、このような場所で有馬さんが彫るということで作品を創るのは何か関係があるような気がしました。それほどまでに素晴らしい作品がひっそりと存在しています。



After visiting his atlier, Shinpei san guided me through Kunisaki, and Beppu. Buddhism culture flourished in Kunisaki. There are so many sculptures which are made of stone. One of them, called Kunisaki-tou is a unique sculpture in Japan. And there are  Buddhas and other gods who are made by wood carving in Heian period.(794-1185) They have such a strong impression. The most interesting thing for me is that Shinpei is making  sculptures in such a place. I feel they have some kind of relationship.  There are so many beautiful works Kunisaki Oita.

 

 

 

富貴寺は九州最古の和様建築だそうです。今は色あせひっそりとしたたたずまいですが、かつては内装は極彩色に彩られたお寺だったそうです。当時外観とのコントラストがさぞ美しかったでしょう。 



The Fukiji temple is the oldest wooden architecture in Kyushu. Its colors are fading in calmness but a long time ago the chamber was vividly colored with mural paintings. It has been a wonderful contrast between inside and outside.

 

別府の湯けむり。

Beppu - the hot springs town where the steam rises. 



短い時間でしたが、有馬さんの住んでる場所から作品を感じることができました。今私が考えているのは、jewelryを有馬さんに制作してもらうことです。ひとつ素敵な案がうかんでいます、乞うご期待。有馬晋平さん、ありがとうございました!



It was a short stay in Oita, but I could feel something his work's inspiration around here where shinpei lives. After the trip I got the idea of making jewelry with Shinpei Arima. I already have some things in mind. Don't miss it! Thank you very much to Shinpei Arima san!



 



May 07, 2012

 

有馬晋平さんは杉の木にて作品を創るアーテイストです。九州の大分にて制作活動をしています。今回アトリエにお邪魔して来ました。

彼の作品の“スギコダマ”はなんとも言えない優しい肌触りとその肌色や木目の美しさに特徴があります。



Shinpei Arima is the artist who works with Japanese Cedar. He is working at Oita in Kyushyu. I visited his atlier.

His famous work" SUGICODAMA" has soft skin touch, color and beautiful grain.

有馬さんのアトリエは柞原神社のある鎭寿の森の頂上にありました。柞原神社は歴史のある神社ですが、

人気もあまりなく静かなところで、樹齢3000年の楠もあります。



His atlier is on top of the guardian forest hill near the Yusuhara Shinto shrine.

This Shrine is very old and there are not many people around here – it is a calm place.

There is an old tree (cinnamomum camphora) which is estimated to be over 3000 years old.

五月雨に緑がつややかな山の道をのぼりつめ、開けたところが有馬さんのアトリエです。なんとも広く、贅沢。

瀬戸内海から繋がる大分湾が見えます。周りはなにもないので雷はばんばん落ちる、いのししはよく群れで歩いてる、ムカデ、蛇、蜂となんでもいるそうです。

いろんな所から集まった杉たちが寝ていました。東京では考えられない贅沢な場所です。



In the green with the early summer rain, we went all the way to the top of the hill, his atlier is there. What a wide place!

We can see the Oita bay run into Seto Inland sea. Nothing is around here, lightning strikes everywhere, boars are often walking around.

There are centipedes, snakes, bees etc..Gathering  japanese cedar from everywhere, and stocking them here. We can't imagine such a rich  atmosphere in Tokyo.

有馬さんは杉を愛しています。杉は建築、造船、家具、日用品として葉っぱは日本家屋を香らせる線香の材料として日本独特の文化や産業を担って来た素材です。

また杉は日本にしか生息しません。有馬さん曰く、“杉は日本人のsoul treeであると確信しています、

だからこそこの“スギコダマ”が杉の木の声(木霊)となり人々に届くことをねがって制作している“ と。

つづく…



Shinpei loves Japanese cedar. those trees have been used in architecture, ships, funiture, and daily products in Japan.

Even their leaves have been used as the material of incense. Cedar material has been taking the central role in Japanese culture and industrials.

This kind of cedar (Cryptomeria japonica) grows only in Japan.

Shinpei said "I am sure Cedar is the soul tree of Japanese, so I hope SUGICODAMA is going to be the echo of Cedar, and it reaches the people."    

To be continued…



April 16, 2012

 

 

An artist can decide what is valuable or not and have determined  that rust is a precious material, I therefor since 1992 (the year of my first piece) have decided to continue working with this material untill i loose my fascination for it.

To my surprise 20 years later it still intrigues me.

"Avalanche" is a "Lawine" usually of snow, beautiful, clean and white.

but this one is of Rust, Brown, and I think in a certain way also beautiful.

I have collected those jump rings since many years and for a long time wanted to make a collection ranging from small in size to large, 50 total.

To see the movement of growth from the smallest to the largest.

The sizes of the rust rings go from the smallest possible to the largest acceptable, 

Those are my sizes. 

Larger would become disproportionate and smaller hardly visible.

                 – Philip Sajet -

アーテイストは何が価値があるものかそうでないか決めることができる。私はさびが貴重な素材だと決めた。それゆえに1992年、最初にさびを使った作品を創りそれからわたしのさびへの興味がうせるまでこの素材を使い作品を創ろうと決めた。驚いたことに20年後の今でもまだ私には興味深い素材だ。

"Avalanche" は”Lawine"で普通雪のことをいい、美しく綺麗で、真っ白なもの。

しかし、これらはさびて茶色であるがある意味ではやはり美しい。

わたしはこれらのジャンプリングを何年も集めてきていて、長い間50個の小さいものから大きいものまで並んだコレクションを創りたかった。

一番小さいものから大きいものへの変化の様子をみること。ラストリングのサイズは見る事ができる限界の小さいものから私自身がいいと思える範囲の一番大きなものがある。これらはわたしの決めた一番美しいサイズたちである。大きくなればなるほど不均衡になるだろうし小さくなれば見にくくなるだろう。

More information ↓              http://www.o-jewel.com/project……de-rouile/

    *5/25 19:00- skype settion with Philip Sajet

      Contact:Chitose Ohchi   ohchi@k-system.net

 

April 10, 2012

 

Art jewelry on the Japan times.they have a website, easy to read ↓

http://www.japantimes.co.jp/text/fa20120329a2.html

thank you very much for writer Mio Yamada san!

March 18, 2012

 

 

3月30日(金)11:00-21:00

3月31日(土)11:00-20:00

4月 1日 (日)10:30-17:00

※全日入場は終了30分前まで

*First choice 2012年3月29日(木)

東京国際フォーラム 展示ホール

(東京都千代田区丸の内3-5-1)

 



March 04, 2012

 

 

SAKURA さくら 2012

さまざまの 事おもひ出す 桜哉  松尾芭蕉

We are still alive…



また季節はめぐり、桜の季節がやってきます。

咲く花を想い、息をして、未来を考えることのできる今この瞬間をかたちにしました。

16人のartist による桜の共演です。それぞれのさくらを見つけに来て下さい。

Round of the seasons, Sakura will come again this year.

Thinking of Sakura, breathing, artists created some precious things, that hold the present moment in which we are able to have a future.

16 artists are playing with Sakura. You can find your own Sakura in this exhibition.



29. March.  - 13. April . 2012

* Art fair Tokyo に出展します。 We will exhibit at Art Fair Tokyo.

30.March – 01. April  Art Fair Tokyo   http://www.artfairtokyo.com/

02.April    - 13. April  K STUDIO   12:00-19:00

** SAKURA Happy Hour 6. April 19:00- @ K STUDIO



Chitose Ohchi

大地千登勢 

ohchi@k-system.net 

+81 3 37 46 36 05

http://o-jewel.tumblr.com/



February 16, 2012

 

 

EINEN FEHLER MACHEN, ALLE FEHLER MACHEN, ORDENTLICH FEHLER MACHEN,

To make one mistake, To make all mistakes, To make mistake properly,

Mari Ishikawa, Mirei Takeuchi, Masayo Oda, Stephanie Müller, Klaus Erich Dietl, Gülcan Turna,

Kunstarkaden, Sparkassenstrasse 3, 80331 München,

www.muenchen.de/kunstarkaden,

Opening: 21.02. Tuesday, 19:00

22.02.-24.03.,Tuesday- Saturday 13-19,

18.03.Sunday 13:00-17:00 

Catalog Presantation:15.03.Thursday 17:00-19:00


 

work by Mari Ishikawa

January 20, 2012

 

 

 

 

 

 

 

 

Jiro Kamata , He is one of the artists of O-Jewel.

He did his exhibition " ARBORESQUE" in HCM City,

Check it out ↓

http://www.k-system.net/#/Ojew……JiroKamata









January 16, 2012

 

 

 

 

 

Shuhei Ohata presents Lumière

からだの中に炎をともすという叶わぬ願いから生まれた作品 ”Lumière”

チョコレートに灯された炎を食べる、その先にあるものは

この物語は音楽と共に始まる。

炎には記憶が宿り、音はそれぞれの記憶や想いをより鮮明に描きだし、

新しい世界へ扉を開く儀式(セレモニー)となる

新春の宵、それぞれの物語が扉を開ける。

 

2009年、Kで開催されたLumière

2012年春、新たな物語が始まります。

 

企画制作 大畑周平

音楽デイレクション 大口俊輔

共演 吉田篤貴

 

2. 10 fri. 19:00 Open 19:30 Start

entrance ¥2000 (+1 drink ) dresscode Spring

K STUDIO

港区西麻布3-13-15 PALOMA PLAZA B2

contact  03-3746-3605 ohchi@k-system.net オオチあて

read more information : http://www.k-system.net/news/

* movie lumière

 

 大畑周平 彫刻家 http://web.mac.com/shuheiohata/

東京造形大学研究生修了。プロダクツ・デザインに彫刻的な方法論を導入した作品を展開する。

実際に体験する行為を通して「人」と「モノ」、「現実」と「非現実」の間を横断する装置としての作品を発表している。

主な展覧会に、2004 クリテリオム59(水戸芸術館)、流れるプール:大畑周平+溝口陽子(カスヤの森現代美術館)2008 アーカスプロジェクト(茨城県三の丸庁舎)

横浜クリエイティブシティ国際会議2009 オープニングレセプション(ヨコハマクリエイティブシティセンター)

Barocco : Baroque pearl Jewerly Exhibition(諸曁、上海)2010

Brand New Valentine(Terrassa+三菱地所アルティアム/福岡)(graf salon/大阪)など。

 

 大口俊輔 作曲家 / ピアニスト / アコーディオニスト 

東京芸術大学卒業。景色や香り、色のある音楽を創造し、演奏会、演劇、ファッションショー、映画、絵画等、

その時、その空間に想像できるファンタジーと夢を創る音楽家。

Tao Comme Des Garconsのパリコレクション(FW2008-2009SS2009)への楽曲提供、生田斗真主演ミュージカル『ヴェローナの二紳士』への楽曲提供、

映画「イエローキッド」(真利子哲也監督)への楽曲提供、森美術館のプロジェクト『不平の合唱団』への合唱曲提供、

蜷川幸雄演出の舞台出演、のだめオーケストラの武道館公演にピアニカ奏者のソリストとして参加するなど。

現在、自身の作品を収めたアルバムを制作中。



 吉田篤貴 バイオリニスト http://ameblo.jp/atsuki-viology/

東京音楽大学卒業後、ヴァイオリン、ヴィオラ奏者として数々の舞台を踏む。その豊かな音色と鋭さを併せ持つスタイルは、

クラシック音楽のみならず好奇心の赴くままに世界の音楽文化を受け入れる視野の広さによるもので、

アルゼンチンタンゴやジャズ、ポップスの現場においても凛とした強さを放っている。

小松亮太氏のサポートや、劇団四季、河村隆一氏のツアーサポートの他、ViolinContrabassというユニークな編成によるユニット「GALIBULI

Flute,Viola,Guitarによるアンサンブル「TrioMono」のメンバーとして多彩な活動を行っている。