July 08, 2013

 

 

現在、金沢のギャラリーショップ&カフェ コニーズアイで、「黒川雅之のTEA & EAT / 素材と身体を考える」が開催中です。

ご都合がつく方は、ぜひお越しください。

 

 

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「黒川雅之のTEA & EAT / 素材と身体を考える」

 

日程:2013年6月29日(土)-7月15日(月・祝)入場無料

 

場所:ギャラリーショップ&カフェ コニーズアイ

〒920-0855 金沢市武蔵町4-2

営業時間 午前11時-午後6時

定休日 月曜・火曜(祝祭日は営業)

Tel.076-204-8431

http://www.conys-eye.org/

 

建築からプロダクトデザインまで精力的に活動を続ける黒川雅之の作品を展示・販売します。

「PLPL/DINING WARE:皿の原型」「DD-BALLOON/GLASS:フッというイメージ」「DD-ICE/GLASS:物悲しいグラス」「KANAZAWA/KLIMT:記憶の反響」「IRONY/TABLEWARE:伝統的工芸技術と現代デザインの融合」「LKK上上/TEAWARE」「TRIPOD:三本脚の動物」「DD-ZO:椅子になりたがった座布団」「GOM/DESKWARE:黒い淫微なモダニズムの美」

など、ぜひこの機会にお待ちしています。

 

メッセージ:

 僕はいつも先ず、素材に惚れることからデザインが始まる。惚れた素材は生きもののようだったり、宇宙的だったり、深い時間を感じさせるものだったり、いろいろである。

 そして、その素材には僕の身体の中の深い記憶が関係しているようである。鋳鉄には「土のイメージと炎」を感じる。ゴムには「油ぎった機械部品」の記憶がある。金箔には尾形光琳とグスタフ・クリムトの記憶が沁み込んでいる。素材と身体の間には長い時間と深層に潜む記憶が行き来しているのだろう。

 僕は惚れた素材の声を聞きながらそれに形を与える。形と違って、素材は様々な気配を生み出してデザインを助けてくれる。形にはない深い言葉が素材にはある。

 

黒川雅之