- 物学研究会とは
思 想 - 「物学」とは道具も家具も建築も、環境すべてをひとつの概念で捉えようとするもの で、それによって人間の生活と環境について総合的に思考しようとする「思想の切り 口」であり「創造のための学問」です。 20世紀は「物の生産」を基軸に発展した世紀であるのに対して、21世紀は「環境の世 紀」だといわれています。確かに、20世紀の環境破壊は物の力によるものです。しか し、この問題を解決するためにはこの「物の概念」を逆手に利用するしか方法がない のだと考えています。 物は環境をつくっている基本です。しかし、我々を取り巻く「環境の創造」は究極的 にはその断片である<物>の創造がすべてでもあるのです。 物質はまた、精神や心、あるいは霊さえも棲まわせる力をもっています。古くから神 は物に宿ると考えられていましたし、<物>は<霊>とも書き、<霊>をも意味しています。 デザインは物の生成を企て、形づくる作業です。そこには機能に形を変えた<希求> や<希望>が潜み、感動という「期待や希望の詩」が支配しているのです。 デザイナーが探究するものは自分のそして人類の求める、この<希求>であり<希望>で す。 デザインの感動はそのようにして現れるのです。 「物学研究会」はこの物の本質を極め、創造の意味を探究する研究会です。物の背景 にある経済と産業、物の背景をなす人間の欲望や本質を総合的に観察して、物づくり の思想と方法を探す研究会です。 21世紀は20世紀と依然として「物の世紀」です。自然と人間のジレンマに満ちた関係 を<物>を切り口に極めていくのが物学研究会の使命だと考えています。
物学研究会代表 黒川雅之
- 活 動
- 物学研究会は日本の製造業30社ほどの商品企画、デザイン部門のマネージャーが集い1998年4月に発足し、毎月1回行われる定例会を軸にさまざまな活動を展開しています。
- 会 員
- 企業デザイン部インハウスデザイナー、デザインマネジャー、デザイン教育者、デザインコンサルタント、デザインプロデューサー、デザインプランナー、デザインジャーナリスト・評論家、商品企画、経営企画、ブランドマネジメント
- 代 表
- 黒川 雅之
- ディレクター
- 加藤 公敬
黒川 彰
- 顧 問
- 坂井 直樹
植松 豊行
関 康子
- 事務局
-
吉田 萌(事務)
野口 大輔(技術システム)
内藤 海(技術システム)
株式会社デザイントープ
〒106-0031 港区西麻布4-3-11 泉西麻布ビル4F
tel.03-6419-7498 fax.03-6419-74352
e-mail. butsugaku@k-system.net
http://www.k-system.net/butsugaku/
物学研究会
〒106-0031 港区西麻布4-3-11 泉西麻布ビル4F
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